建築大工の能力評価制度Evaluation

建築大工技能者とは

建設技能者の能力評価制度に関する告示(H31年国交省告示大460号)に基づき、能力評価を受けた技能者を、「建築大工技能者」と定義をしました。

具体的には、建設キャリアアップシステム(以下:CCUS)における技能者職種の大分類「大工」(34)〔小分類:「大工」(01)、「宮大工」(02)、「造作大工」(03)、「組立大工」(04)、「営繕大工」(05)、「木工」(06)、「大工(ツーバイフォー工法)」(07)、「外装大工」(08)、「大工(丸太組工法)」(09))〕として、登録した技術者をいいます。

能力評価制度とは

CCUSに登録された保有資格や現場の就業履歴などを活用し、技能者一人ひとりの経験や知識・技能、マネジメント能力を4段階のレベルに評価します。建設職種毎に、それぞれのレベル基準が定められています。

レベル1はホワイト(初級技能者)、レベル2はブルー(中堅技能者)、レベル3はシルバー(職長クラス)、レベル4はゴールド(高度なマネジメント能力を有する技能者)色のカードが発行されます。

能力評価を受けたい技能者は、能力評価実施機関が運用する「レベル判定システム」に評価申請を行い、評価を受けます。評価実施後、レベルに応じたカードが交付され、そのカードを携帯することにより、その後の就業履歴が蓄積されます。

能力評価申請について

1.能力評価申請ができる方

  • (1)CCUSに建築大工として技能者登録をしており、技能者IDを所持している方
  • (2)下の【別表】において、レベル2~4に該当する資格及び就業日数を有している方

申請時には、技能者がどのレベルに該当するか指定する必要があります。
あらかじめ下記【別表】の評価基準を確認し、ご自身がどのレベルに該当するか調べた上で、申請をして下さい。

レベル 就業日数 保有資格※1 職長・班長としての
就業日数
レベル4 就業日数が2,150日(10年)以上であること。 ●登録建築大工基幹技能者
●優秀施工者国土交通大臣顕彰
●安全優良職長構成労働大臣顕彰
●卓越した技能者(現代の名工)
●技能グランプリ(金賞・銀賞・同省・敢闘賞)
・レベル2、れべる3の基準に占める保有資格
職長としての就業日数が645日(3年)以上であること。
レベル3 就業日数が1,505日(7年)以上であること。 ・下記のうちから2つ以上※2
✓1級又は2級建築大工技能士
✓枠組壁建築技能士
✓1級又は2級建築施工管理技士
✓1級若しくは2級建築士又は木造建築士
✓職業訓練指導員 (建築科・枠組壁建築科・プレハブ建築科)
✓木材加工用機械作業主任者技能講習
✓建築物の鉄骨の組立て等作業主任者技能講習
✓足場の組立て等作業主任者技能講習
✓木造建築物の組立て等作業主任者技能講習
✓青年優秀施工者土地・建設産業局長顕彰
✓プレハブ建築マイスター
✓認定ログビルダー
・レベル2の基準に示す保有資格
職長又は班長としての就業日数の合計が108日(6か月)以上であること。
レベル2 就業日数が645日(3年)以上であること。 ・丸のこ等取扱作業者安全衛生教育
・足場の組立て等作業従事者特別教育又は足場の組立て等作業主任者技能講習
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レベル1 建設キャリアアップシステムに技能者登録をされ、かつ、レベル2から4までの判定を受けていない技能者
  • ※1 ●印の保有資格については、いずれかの保有とする。
  • ※2 建築大工技能士、建築施工管理技士、建築士の資格は、1級、2級等と複数を有しても上位資格1つと見なす。
参考

2.能力評価申請方法について

<技能者(一人親方、事業主含む)・所属事業者による申請>

○技能者本人又は、所属事業者は、下記のURLより申請をして下さい。

申請手数料について

レベル判定が完了すると、申請時に登録した住所(事業者を想定)に手数料4,000円の請求書が届きますので、2週間以内に支払い(コンビニ支払)をお願いします。支払いの確認がとれない場合、建設キャリアアップシステムIDの取り消しが行われる場合もございますので、ご注意ください。

レベル判定システムの申請手数料は、技能者一人当たり 3,000円(消費税別)
キャリアアップカードの更新手数料(色の変更) 1,000円(消費税別)
合計 4,000円(消費税別)
能力評価実施機関が代行申請を行った場合 +1,000円(消費税別)

Q&A

レベル判定システムのQ&Aは、下記の資料をご確認ください。

問い合わせ先について

能力評価制度に関すること

03-5253-8283 (国土交通省)

レベル1~4の基準に関すること

レベル判定システムに関すること

03-6625-4477(レベル判定システムヘルプデスク)