委員会・部会活動報告Report

活動報告

令和3年9月9日 オンラインセミナーを開催しました

2015年日本クラフト展大賞、2016年グッドデザイン賞、2018年JIDデザインアワード大賞など
国内外で数多く受賞経験がある家具デザイナーの小泉誠先生をお招きし、
「日本の家具デザイン」と題して、ご講演いただきました。

セミナーでは小泉先生が全国で多数取り組まれている様々な事例紹介をしていただきました。
生活家具の開発事例の発表では高知県で樹齢100年の土佐桧に桜材の反止めを挟んだ
世界一薄い厚さ8mmの木製まな板の紹介や
大分県で竹を半分に切って斜めに削るなどして、曲線を生かしたさじやヘラを紹介。
北海道の旭川では(株)大雪木工と連携した「大雪(たいせつ)の大切プロジェクト」立ち上げて、
用途を限定しない「いろいろ使えるデザイン」で、いつまでも作り続けられる、箱物家具を紹介しました。
こちらのプロジェクトは日本インテリアデザイン協会が主催する
JID AWARD 2020インテリアプロダクト部門賞を受賞されました。

また、今回のセミナーでは一般社団法人わざわ座(小泉誠氏が代表理事)の事務局である
相羽建設様にもご協力いただき、
相羽建設の事務所のリノベーションの紹介やわざわ座の活動内容の一つでもある
地域工務店のものづくりとデザインを掛け合わせた活動「大工の手」の活動事例も紹介頂きました。

最後に小泉先生は、
「デザインとは、誰かとどこかでつくるもの。「何をつくる」ではなく「誰とつくるか」が大切。
時間をかけて、じっくり、しっかり、ゆっくりと」であると説明し、セミナーを終えました。

本セミナーは、JBN正会員専用ページ内に期間限定で動画配信をしています。