令和4年7月5日 オンラインセミナーを開催しました
数多くある、材木屋の未来は現在若手後継者達に委ねられております。
今回のセミナーでは、野地木材工業(株) 専務取締役 野地伸卓 氏、
フルタニランバー(株) 代表取締役 古谷隆明氏、(株)小友木材店 代表取締役 小友康広氏をお呼びして、
「木材産業の新時代 材木屋のイノベーション戦略 〜シン・ザイモクヤ 若手後継者たちの挑戦〜」と題した
生き残りをテーマとしたセミナーを開催しました。
最初に小友様から「世界で一番カッコいい木材店」を目指すため、
木材事業とITとエリアリノベを掛け合わせた戦略を紹介した。
ITではShopBotを使用した半完成品で一緒に商品を作っていき共感を生む活動、
エリアリノベでは、閉館した百貨店を利用して花巻おもちゃ美術館を開館した。
その結果おもしろいことを行う姿勢が評判になり、
ワークショップの依頼や木育空間の施工依頼が増えている事例を発表されました。
次に野地様の紹介では、三重県内の製材工場の減少や需要減など不利な状況の中、
マイナス要素をプラス要因へと視点を変え、こだわりのある人に選ばれる製材所にしていくビジョンを掲げた。
そのために建築家と仕事を行い、新商品を開発やSNSを利用して
多くの消費者に野地木材を知ってもらえた事例を紹介頂いた。
最後に古谷様の紹介では、入社時から赤字続きだった会社の現状から、従業員の評価や賞与の制度を取り入れ、
各自がやりがいをもって活躍できる職場環境をつくり社内のモチベーション向上させた結果、業績が回復した。
古谷様が代表になられてから改質水と抗火石を活用した乾燥技術や
IoTを活用した業務の効率化を図る新事業を行い、
木材流通の効率化や会社のブランディング活動を紹介した。
その後参加者と視聴者のディスカッションを行い、セミナーを終了しました。